関節リウマチ治療中の方へ
リウマチの治療法は 経過とともに変わるもの
痛みは我慢せず 医師に気軽に相談!
監修:筑波大学医学医療系 膠原病リウマチアレルギー内科学 講師/医局長 坪井 洋人 先生
病状によっては、痛みの緩和、炎症の鎮静、神経障害の改善などの病状コントロールや、日常生活動作の回復のために手術を検討することがあります。
また、関節リウマチの治療は、治療の経過を通じ、病期に応じたリハビリテーションが行われます。
関節リウマチの治療薬には、「痛みを抑えるもの」と「病気の進行を抑えるもの」があり、「病気の進行を抑える」治療薬には大きく分けて「抗リウマチ薬」と「生物学的製剤・JAK阻害剤」の2種類があります。
生物学的製剤及びJAK阻害剤は、薬の価格が抗リウマチ薬に比べて高いこともあり、経済的な負担が大きくなる場合があります。
しかし、医療費の助成や福祉制度によって、治療にかかる負担が軽減される可能性があります。お住まいの自治体や加入されている医療保険などによって利用できる制度は異なりますが、安心して治療を受けるために、必要な場合には医療費の助成や福祉制度の利用を検討してみましょう。
医療費助成・福祉制度
など
関節リウマチの治療を始めた後も、その時々の痛みや気になる症状を医師と相談しながら、ご自身に合う治療法を探すことができるようになってきました。
さらに、副作用や費用についての不安も治療の一部として、医師に相談し治療法を選択することができます。
各治療法、薬の違いや、ご自身に合った治療法については、医師にご相談ください。
1
病状を確認
2
血液検査や画像検査など
3
医師と患者で相談の上
治療方針決定
関節リウマチによる痛みや気になる症状を我慢せず、ご自身に合った治療を医師と相談し、病気によってやりたいことをあきらめない生活を目指しましょう。