関節リウマチを発病すると関節に痛みや腫れが生じ、生活の質が著しく低下してしまいます。
かつては治療法が確立されていなかったために病状が進行することも多かったのですが、新しい薬の登場により治療が進歩し、寛解(病状が完全にコントロールされた状態)を目指すことが可能になっています。
しかし、そのためには患者さんご自身による心がけも欠かせません。病気や薬のことを理解することも大切ですが、「病気とのつきあい方」については最低限の知識を身に付けておくことが望まれます。
「リウマチと上手につきあうために」では、まさにその具体的な方法の一端として、日常生活での注意点や、外来受診時の病状の伝え方などをご紹介します。
トラブル時の対応
リウマチの症状以外でも、気になる症状があれば、医師に相談してみましょう。
- ●わき腹あたりにチクチクした痛みがでた場合は?
- ●感染症の注意点は?
〈清水菊江さんの場合〉
64歳。専業主婦。
7年前にリウマチを発症。
現在は抗リウマチ薬で治療中。
お医者さんに上手く伝えるコツ
日常生活での注意点や外来受診時の症状の伝え方などをご紹介しています。
- ●メモを持参する
- ●写真を撮る
〈米田ゆり子さんの場合〉
55歳。専業主婦。
1年前にリウマチを発症。
趣味はガーデニングで、自宅の庭や孫の写真を撮るのも楽しみ。