2022年10月作成 ENB46M014A
JAK阻害剤は、細胞の内側にあるJAKという酵素の働きを抑えることで、炎症や関節破壊を抑えるお薬です。
生物学的製剤と違って飲み薬でありながら、同じように炎症の原因となる物質(サイトカイン)の働きを抑えます。
そして同じように肺炎や帯状疱疹などの感染症にかからないように注意をしながら使っていく必要があります。
JAK阻害剤の働き方
関節リウマチでは、体内で炎症を起こさせるTNFやIL-6などのサイトカインと呼ばれる物質が異常につくられたりすることで、関節の痛みや腫れ、そして骨や軟骨などの破壊が起きると考えられています。
JAK阻害剤は、JAKの働きを抑えることで複数のサイトカインの働きを抑え、その効果を発揮します。