関節リウマチ治療薬の種類

薬物治療

関節の炎症を抑えるためには、主にお薬で治療を行います。
現在、関節リウマチの治療は痛みなどの症状がほとんどない「寛解」を目指すことができるようになりました。その「寛解」の状態を続けるためには基本的にお薬での治療を続ける必要があります。そのため「いつまで薬を続けるの？」という疑問に対しては「いつ」というお答えはできません。しかし、現在は治療薬にもさまざまな選択肢があり、ご自身に合ったお薬を医師と相談することができるようになってきています。関節リウマチ患者さん一人ひとりに合った治療薬を医師と相談の上選択し、副作用に注意しながら治療を継続してください。

関節リウマチの治療薬

• ・疾患修飾性抗リウマチ薬（DMARD［ディーマード］）
• ・生物学的製剤
• ・JAK（ジャック）阻害剤

また、痛みや腫れを抑えるお薬を一緒に使用する場合もあります。

• ・非ステロイド性消炎鎮痛薬（NSAID［エヌセイド］）
• ・副腎皮質ホルモン薬（ステロイド）

お薬の投与目的

NSAIDやステロイドは痛みや炎症を抑えるお薬で、患者さんの毎日の生活の質（QOL）の改善のために使われます。

DMARD、生物学的製剤、JAK阻害剤は、患者さんの今後の生活（予後）を改善していくために使われます。